VEB 壁の中のジパング

防護･防毒系は最後と言ったな？あれは嘘だ。
すっかり忘れてました。マスク本体です。ガスマスクバックのときに紹介しておけば良かったかなと後悔です。

このマスクの前モデルとしてSchM41MとMM1があります。
2種類のマスクの外観等の詳細はココをどうぞ
うーん、自分の東独関係でお世話になってる方も仰ってたんですが本当にタコ(SchM41M)からサル(SchMS)になったなぁとｗ
マスクの口の辺りに円形の部品がついてますがコレは伝声管で中に固めの薄いプラ版がありソレを振動させて外部に声を伝えることが出来るようになった辺りタコからやはり新化してますね。



自分はガスマスクの中身ってどうなってるんだと思ってましたが仕事で使ってる防塵マスクとなんら変わりありませんでした。（軍事が民間に与える影響はやはり大きいですね。
数字の部分がマスク内側だけに開く弁(自分の仕事ではチャッキとも)になっていて「吸い込み」があれば弁が解放され空気が中へと流れます。



排気はどうするのかというとマスクのホース裏にあるこの部分から。
やはりココも「チャッキ」ですね。



自分の記憶が正しければこのキャニスター缶はMO-4Uといって主に毒ガスをろ過するためのものだそうです。
他にもEO-16という円形の一酸化炭素用もあるのですがそれは所持していませんし良くわかりません。
とりあえず東独のホース式ガスマスクであればMO-4Uで問題ないでしょう。
赤字の「Ub」(U上にウムラウト)ですがドイツ語の「訓練」という意味の略語だそうです。
※DISCUSさん情報ありがとうございます。



缶の底部には空気吸い込み穴が。
ここが塞がると空気がマスクに入って来ません。
もし着用するのであれば吸入口がしっかり解放されているか確認しましょう。
ガスマスクバックには底部に穴が開いていますがコレのためだったりします。
黒いゴムは吸入口のフタです。



地道に過去記事の修正掛けていこうと思います。